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「やりたいこと」ではなく「求められること」

「何かをやりたい！」という強いこだわりはありませんでした。しかし、学んでいた戦略型マーケティングを活かし、「やりたいことがある人の成功を支える」 ことが自分の役割だと考え、独立を決意しました。
個人事業主の多くは、プレイヤー業に追われ、集客や経営に手が回らず苦しんでいる ケースが多いのが現実です。そこで、ビジネスの成長を支えるNo.2 の立場として、戦略設計や仕組みづくりを支援する道を選びました。

創業後に困る人を減らしたい

独立当初は、創業後の経営者を支援していました。しかし、多くの方が「創業前に会いたかった」と言い、すでに資金不足や集客の壁に直面している 状態でした。
リサーチを重ねると、創業後に苦しむ人の多くが、創業前の準備不足 によってつまずいていることが明らかになりました。特に、次の3 つの共通点がありました。

1. 融資を通すことが目的になり、実際の経営計画が不十分
2. 開業すれば自然とお客さんが来ると考え、集客の準備がない
3. 創業時点で利益が残らないビジネスモデルになっている

特に3 つ目の「利益が残らないビジネスモデル」の問題は深刻で、多くの人が「売上を上げればなんとかなる」と考え、必要な利益を確保できない価格設定や固定費の高い構造でスタートしてしまうケースが目立ちました。
こうした「創業の準備不足」を防ぐため、実践型の創業支援をメインに活動するようになりました。